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高度情報処理試験ー午後問題の勉強法【まとまった時間が取れない人向け】

先日、2018年春季の情報処理試験(データベース)を受験してきました。午前は問題なく突破できたものの、午後は若干怪しい感じがしています。

そこで今回の試験に向けて勉強した内容や量は適切だったかと振り返ってみると、今までの勝利パターンからは外れた勉強法をやっていたことに気づきました。

 

そこでこのエントリでは、今まで私がやってきた高度情報処理試験における午後試験の勉強法を紹介します。

なお対象はスペシャリスト区分と論述を含む試験の午後Ⅰとなります。

 

私のスペックは以下の通りです。

 ● FE、AP、SC、NW 取得済み

 ● 非情報系学科卒業

 ● SIerでサーバインフラ屋を10年ほど

 

目次

  

0.勉強方針

まとまった時間が取れないリーマンSEの鬼門は何と言ってもやはり午後の試験区分です。午後の試験では問題への慣れ(問題文の読み方や書き込み内容、定番の回答文句など)が合格の確率を上げるキーポイントです。

しかし午後Ⅰでも1問あたり45分の時間を意識して問題を解かなくてはいけないので、答え合わせや解説の読み込み、振り返りをすると1回の演習で2時間は確保しなくてはならない。午後Ⅱでは真面目に演習すると少なくても3時間は必要になってくる。

しかも本番では午後試験がヤマバになるため、勉強しづらいところが重要になる作りになっている。

 

このエントリは次項に続く通り、

①基礎を固める ②午後問題を流す ③本番で頑張る

この三点で進める作戦です。基礎を固めて、応用は流す程度、本番では固めた基礎を元に応用的に問題を解く。

 

難しい所を流す程度に進めるため、どうしても正攻法で学習するよりも合格可能性は低くなってしまいますが、その分勉強や試験に向かって行くストレスは少なくなりますし、勉強時間の取れないリーマンSEでも合格圏に届く方法になります。

「合格出来ないと死ぬ」という方は正攻法で学習してください。

 

1.基礎をガッチガチに固める

まずは基礎をガチガチに固める。適当な参考書を1冊買って、まずは書いてあることを理解しながら読む。理解できないところはググるか、別の参考書を立ち読み。

 

これを計5周は読む。これでOK。

「そんなに読めるかクソヤローが」と思うことなかれ。

 

最初の1周で書いてあることは一度全て理解しているわけです。なので2周目は一度理解した内容を読むわけだから、ようは一周回ってきて忘れた内容を再度理解する作業になります。

1周目に20時間かかったとしても、新しい内容を理解するわけではないので、2周目は10時間とかそれくらいで読み終わることができます。で、3周目くらいからは記憶の定着もあって5時間、4週目は3時間、5周目は1時間で読み終えます。

 

この時点で書いてあることの大半は覚えている状態になっています。後はたまにパラパラと眺めたり、午後問題をやっている時に忘れた内容を振り返ったりするだけ。

これだけやって覚えられない内容は素直に暗記してください。

 

ここでの目標は午前問題でパーフェクトを取れるようになる事ではありません。あくまで午後区分の問題で応用的に問題を解けるようにするための土台を作るところです。結果的に午前区分は90点台を取りうる状態にはなりますが、目指すは午後攻略のための基礎固めです。

 

2.午後区分の勉強は読書感覚で

鬼門の午後対策です。

午後の勉強は制限時間を気にせず過去問と解説を読む。

例えば朝の通勤時の電車で座れた10分間とか、昼食後の10分とか、帰宅後に30分とかでOKです。家や職場で過去問を印刷するか、過去問題集を購入してください。

 

午後区分の勉強をしようと思うと、 

 まとまった時間が取れない → 勉強しない

という負の連鎖に入り込み、やる気を削がれたり逃げたりしがちです。

この連鎖を断ち切って、継続的に勉強するためのクサビを打つのが目的です。

 

制限時間を気にしないと本番でタイムオーバーになってまうやんか、と思うかもしれませんが実はそうでもない。

 

午後問題の回答時間を短縮するには、以下の二点を高速化することに帰結します。

・回答のための根拠を本文から探す

・回答を作る

 

故に多くの問題を読んで、その試験区分における「いつものパターン」や「アンチパターン」を理解して問題文を読んだ時に即座におかしな所に気付くことや、定番の回答文句を使いまわして素早く回答文を作れるようになることが大事なポイントになります。

 

おかしなところに気付くアンテナも、定番文句を使えるようになるのも、結局のところは如何に多くの問題に触れて頭を使ってきたかによります。

 

ベストは解説付きの過去問題を手元に用意して、

・問題文を眺める

・何となく考えてみる

・答えを見る

・解説を読む

を繰り返すことです。

 

本番までに1回は紙に回答を書いて、どのくらいの時間がかかるのかを計測しておいた方がいいですが、それはあくまで時間感覚の調整に過ぎません。

時間感覚を身に着けて解ききることも重要ですが、試験合格に向けて勉強をしていく中では、正しい回答を導き出せる能力の方が重要です。

  

あと高度試験の午後は【そもそも勉強する気がおきないパターン】にも陥りやすく、このやり方は効果的です。

  

試しに自分が勉強している区分の午後問を適当にダラダラでもいいので、1問読んでみてください。午後Ⅰ区分であれば15分もあれば読み切れます。

 

どうでしょう

 空欄埋めてみたくなってませんか?

 設問に答えたくなってませんか?

 答え気になりませんか?

 

恐らく多くの人は、目の前に自分が勉強している分野の問題を出されたら反射的に答えを考えてしまうのではないでしょうか。そして一度考えてしまうと、答えが気になってしまうものです。

 

ダラダラと問題文を読書していると、空欄を埋めたくなるし、設問で問われている内容に答えたくなるもので、答えたら正解が気になるし、正解を見たら何でだろうとか、そこに至るプロセスが正しかったか気になってきます。 

で、隙間の時間にダラダラと問題を眺めていて、ふとした時にあーかなこーかなと何となく考えていると、それはもう試験勉強なんですよ。

 

3.本番で頑張る

ここまで基礎をガチガチに、午後問をダラダラと書きましたが、やはりこれだけでは午後区分はやや対策不足です。試験合格を目指して毎日机に向かって時間を計りながら午後問を解いてきた人と比べると合格可能性は低いでしょう。

 

しかしそれを埋めるための銀の弾丸」はありません。(言いたいだけ)

マジメに試験合格を目指して来たガチ勢と比較すると合格率は低いかもしれませんが、しかし合格できないわけではありません。やり込み度合いによりますが、十分闘える状態に仕上がっているはずです。

 

あとは知識不要な国語問題を落とさないようにする事やイージーミスでの失点を発生させないように本番何とか頑張れば合格圏の点数は十分取れる可能性があります。

だから、本番は死ぬ気で頑張る。

 

おまけ-纏まった時間というかそもそも勉強時間が取れない人

このエントリでは対象にしていませんが、全然勉強時間取れないよーと言う方は、1つは諦めるのも手です。

申し込んだ ⇒ 勉強しないと ⇒ 勉強時間がとれない ⇒ 鬱

となるくらいならアキラメロン。

 

試験区分の内容を少なからず業務でやっていたことがあるなら、

IPAで公表されている午前問題を出来るだけ解く。

②午後問題は上の項番2で書いたようなダラダラ読む戦略

で闘える状態にはなると思います。

 

午前問題は3~4割くらい過去問と同じだし、勉強してなくても知っている用語の問題は正答可能、知ってる用語や経験や常識で選択肢を落とすことも可能です。

 

過去問と同問:3割:全部取る

二択まで絞る:3割:半分とる

三択まで絞る:3割:三分の一とる

絞れない  :1割:25%取る

 

これで期待値は100点中で30+15+10+2.5=57.5点 となる。後はうまくエスパー出来れば突破可能。

 

午後は上に書いたダラダラ勉強法で1回分だけでも問題を読んでみれば読解力の高い人なら合格点を取れるかもしれません。1回分すら読めないほど忙しければ、そもそも試験日に会場に到達できない可能性が高いのでアキラメロン。

  

終わりに

こうやって文章にして纏めてみると、この勉強法は技術者にとって実は効率的な学習方法なんじゃないかと思ってきました。試験合格を目標にするなら、IPA試験に特有の国語問題を解けるようになる必要があります。しかし技術者にとってはIPA特有の問題が解けるようになっても、大きくスキルアップできるわけではありません。

それよりも基礎理論とかプロトコルといったSEに必要な知識・技術を学ぶ方が技術者としての成長に繋がるのではないだろうか。今回紹介した勉強法はその基礎部分を固めつつ低い労力・ストレスで試験合格を目指すものです。

 

まとまった時間が取れないから、基礎だけ固めて試験に臨む。私はSCとNWはこのやり方で突破することができました。今回受験したDBはちょっと怪しい感じがしていますが、十分闘えました。ER図を書くのはある程度演習しないといけないなと思いましたが、まぁ落ちていたとしても十分勉強になりました。

 

ただやっぱり時間が取れるなら午後問題の勉強はしっかりやった方がいいですよ。

  

おわり