ブログタイトルの「ホンモノのエンジニア」とは離れている内容ですが、SIerでSEというざっくりとした職種をやっていると、顧客向けの説明資料を作成する機会が割とあります。
相手の理解度合にもよりますが、こういう時に私はよく図を使って説明します。
説明用の資料だと文字よりも図を描いた方が圧倒的に伝わりやすいです。プレゼン資料に文章書くなと似た理屈だと思っています。
ただ私も周りの同僚も含めてエンジニアが図を描くと、すごく貧相な絵面になることが多いです。時間をかけて作ればそれなりに見れる資料にはなるんですが、一時的に必要になるものや、相手の理解さえ得られればいい時の資料なんかには時間をかけたくないですよね。でも貧相な資料は恥ずかしくて出したくない。
この手のテンポラリで使う資料の私なりの作成のコツをまとめようと思います。
- 色使いで悩まない
色使いは自分の中である程度パターン化して、それなりに見れる色パターンを持っておくと便利です。白黒だけの味気ない絵面で大した内容も入っていない資料でも色を付ければ、それなりに見栄えがよくなります。
がしかし意気込んで適当に塗ると気持ち悪い感じになってしまうので、いい感じの色見本をだしてくれるサイトを押さえておきましょう。
私がよく使っているのは、このマテリアルデザインのカラーパレットを表示してくれるサイトです。
Material Design Colors, Material Colors, Color Palette | Material UI
こんな感じに色見本が一覧で表示されてクリックするとRGBやHEXなどのカラー値としてクリップボードに貼ってくれます。すごく便利です。
以前マテリアルデザインに興味を持って調べていた時は、マテリアルデザインはまだまだ発展途上である、という内容のGoogleの人のインタビューを読んだことがありました。今どうなってんだろう。今度改めて調べてみようと思います。
- それっぽいデザインパターンを押さえておく
オフィスソフトでオブジェクトを組み合わせて図示するときなんかには、マテリアルデザインのエッセンスだけ使うことがあります。
・原色を淡くした感じの色
・白抜き文字
・枠線なし
・影付き
なんかそれっぽくないですか?
反対にただ四角い箱をおいただけでは貧相な感じになっていい感じの提案資料感が出ないんですよね。設計書だったらこれでいいけど。
色使いや資料作成のパターンを持っておくと、大した内容でもないのにそれっぽく見えるので、作成した資料がいつも貧相で困るという方は要所で試してみるのがいいと思います。
この記事を書いていてふと思ったのですが、人間は本能的に色が付いているものに好奇心を持つのではないかと思いました。白黒の資料は見てて飽きるし興味を惹きつけられないですが、華やかな色使いがされていると不思議と見入ってしまいます。
当然、最も大事なことは資料の中身になりますけど、いくら良い事を書いても読まれなければ資料としての役目を果たせないですから、少なくとも読まれるレベルの(貧相過ぎないレベルの)資料をパパッと作成するスキルは身に着けておいて損は無いです。